シーズンになると、サビキでアジを狙う釣り人がかなり増えますよね!
土日に人気の釣り場に行くと、入るスペースもないほど賑わいます。
そんな中で釣り始めると、隣の人は爆釣なのに自分は釣れない経験ってありませんか?
実は、その差にもちゃんとした根拠があります!
家族や友人、恋人にも良いところを見せるためにも、「9つのコツ」を自分の物にしていきましょう!
サビキでアジを爆釣させる【9つのコツ】
自分でアジを釣り上げて刺身やアジフライにして食べると格別です!
どのようにしたらアジを釣り場で1番多く釣り上げることができるのでしょうか?
1.釣果やシーズンを事前に調べる
これは釣りでは必ず抑えておかなければいけないポイントです。
「釣りがしたいから、とりあえず近場の海へ行こう。」
実は、アジはシーズンになればどこの海でも簡単に釣れる魚ではありません。
シーズンでなければまったく釣れないことも珍しくないほどです。
特に冬場は厳しいですね!
私は愛知県が最も近いのですが、やはり冬にアジをサビキで狙いにいくのは無謀です。
どの魚種に対しても同じですが、狙いの魚種が
どこで良く釣れるのか?
何月に釣れやすくなるのか?
さらに少し場所を変えてみたらどうか?
などの調査や試行錯誤が大切です。
2.釣り開始前に撒き餌を撒いておく
釣りを開始する前に餌を撒いておきましょう!
すると、まったく魚の気配が無かった状況から一転することがあります。
釣りを始めて10分、20分も待機することもあるため、早めに撒き餌をして魚を集めておくこともちょっとしたポイントです。
釣り人が多い場合、あなたの足元に集まっていた魚影が隣の釣り人のもとへ移動してしまうことも珍しくありません。
3.針のサイズは数種類用意する
サビキに使用する針のサイズは、「3号、4号5号」とこのように様々な大きさで製造されています。
この針のサイズが釣り場にいるアジのサイズにマッチしていない場合、針にかかっても外れてしまう確率が上がります。
大きいアジに対し小型のアジにマッチするサイズを使用していると、せっかく大物がかかっても外れて落ちてしまいます。
アジの口はそれだけ柔らかく外れやすい特徴があります。
釣れた後も針が外しやすいですよね?
釣れたサイズに合わせて仕掛けを変更すると、1度に4匹5匹と連掛けすることも可能となります。
4.撒き餌が全てを左右する
「アミ姫」のように匂いも気にならず保存もできるパックタイプの撒き餌が人気です。
釣り場でも多くの方が使用しています。
しかし、本当にその餌がベストなのでしょうか?
実験してみましたが、やはり「冷凍アミエビ」のほうが明らかに集魚力は高めです。
私は気晴らしにウキふかせ釣りなども楽しみたいため、写真のような「アミエビとオキアミのミックス」を良く使用します。
これでも問題なく爆釣できます。
さらに、オキアミが入っていますので、針に直接付けて底に潜む大物狙いにも使うことができます!
撒き餌で釣果が決まると言っても過言ではありませんので、餌は冷凍タイプをおすすめします。
隣の方が保存タイプの場合はかなり有利ですよ!
5.アジが表層にいるとは限らない
釣り場やアジのサイズにもよりますが、アジは表層にいるとは限りません。
少しサイズが大きめの場合、中底にいる状況のほうが多い印象です。
これは愛知だけでなく、福井の海でも同様でした。
夜釣りの場合も少し沈めた時のほうがアジの食い付きは良いです。
魚により層が違いますので、この習性についても確認しておくことも大切です。
カサゴやソイなどの根魚を狙うなら底を狙うのが基本なように、アジも中層から狙っていきましょう!
※小型のアジは貪欲に表層でもガンガン集まってきます
6.仕掛けを撒き餌に同調させる
サビキのコツは、撒き餌と仕掛けを同調させることです。
潮の流れを良く確認しましょう!
風向きが「左から右」の場合でも、海の中は「右から左」の状況も少なくありません。
また、1時間後には逆の流れになっている場合もあります。
流れが「左から右」に少し早い場合、少し左に撒き餌を撒いてから右に竿を動かしながら同調させます。
※カゴに撒き餌を入れる場合も同様です。
7.同じ釣り場でも釣果が変わる
サビキでアジを狙っていても釣れない。
しかし、少し奥にいる釣り人はアジが入れ食いになっていたりします。
反対に、奥では釣れていないのに自分は入れ食いなんて状況もあります。
釣り場によって状況が変わることも珍しくありません。
また、アジが釣れやすいポイントがあることも事実です。
例)
ある人気ポイントで釣り人も多い状況でしたが、まったく釣れていませんでした。
ここにいても仕方がないと思い、車で少し走らせたポイントに移動しました。
すると、釣り場は私しかいない状況なだけでなく、「アジ、カワハギ、イワシ、メジナ」などが入れ食いになりました。
ライバルもいないため撒き餌には素直にアジが大量に集まってくる状況でした。
このように、意外と車で少し走っただけで穴場が見つかることもあります。
8.1匹かかってもすぐに上げない
サビキで釣果を上げるコツですね!
こちらも先ほどの針のサイズが関係しますが、1匹かかってからそのままキープしていると2匹3匹と連続してヒットしていきます。
1匹かかって釣り上げていると手返しも悪く、その間に別の釣り人のもとに移動してしまう可能性もあります。
1匹ヒットしている間にスプーンなどで撒き餌を追加するのもちょっとしたテクニックです。
9.ピンクスキンは鉄板
撒き餌に冷凍アミエビやオキアミのミックスが良いと紹介しましたが、仕掛けのカラーも基本的に似たカラーにするべきです。
アジに使用するサビキには「ピンクスキン、ハゲ皮、ケイムラ加工」など様々ですが、活性が高ければ大差はありません。
活性が低い場合もピンクスキンが私の経験では鉄板でした。
ルアーでも時間帯によって当たりカラーがあると言われていますが、サビキで狙うアジの場合は人工的に時合いを作り出すためルアーフィッシングほどカラー選びはシビアではありません。
手返しを早くする秘訣!
より大漁にアジを釣り上げるためには手返しの良さが大切です。
そこで、細かいことですが快適に釣りをするためのコツを紹介していきます。
クーラーボックスは足元に
クーラーボックスは足元にスタンバイさせておきます。
私はロックも外しておきます。
開けっぱなしは鮮度にも影響しますのでご注意下さい。
釣り場によってはバケツにエアーを入れてクーラーボックスに入れる前に血抜きを済ませてしまいます。
このようにするだけでも処理が凄く楽になります。
全身を掴んで針を外す
釣り上げたアジが暴れて針も外しづらいですよね。
基本的に喉の奥まで飲み込むことは少ないです。
そのため、暴れにくいように全身を抑えるとスムーズに針を外しやすくなります。
タオルがあるともっと楽になります。
魚は痛点がないと言われていますが、口を引きちぎると痛いかもしれませんので優しく外してあげて下さい。
外道用に針外しを準備しておく
サビキをすると、周辺にいる魚種がかなり集まってきます。
フグは特に厄介ですよね。
他にもヒレに毒のあるアイゴなども釣れてしまいます。
少し眺めのトングも用意しておくと安全です。
※フグに噛まれるとかなり痛いうえに血も出ますのでご注意下さい!
タオルは必ず必要
タオルは必ず2枚以上は準備しておきましょう。
手に付いた撒き餌を拭いたり、釣れたアジの粘膜を拭かなければ釣具も服も汚れます。
スマホを触るにしても、他にイワシなどが釣れた場合は鱗が手に付いて乾燥し、反応が悪くなることもあります。
釣り用に100均で何枚か買い溜めして車に保管しておくと良いですよ。
仕掛けは正しく使えば1日使える
仕掛けは基本的に1日交換しないで使いきることができます。
隣の釣り人が近い場合は仕掛けが絡み合ってお祭りする可能性もありますが、1匹2匹ずつヒットする状況ではそう簡単に絡むことはありません。
糸をたるませず、釣り上げてからも仕掛けを真っ直ぐにキープして外すことがポイントです。
糸が絡むと外す時間もかなり必要となります。
その間にアジはどこかへ移動してしまう可能性もあります。
常に仕掛けが絡まないことを意識すると、快適に釣りを楽しむことができます。
水深が浅ければカゴに撒き餌を入れる必要はない
私が良く通うポイントの水深は4~5mほどです。
撒き餌をするとかなり賑わいますので、サビキ仕掛けをそのままキープしていても簡単に釣り上げることができます。
カゴに撒き餌を入れる作業は地味に面倒ですよね。
そんな時は撒き餌を撒いてから仕掛けを同調させると楽ですよ!
アジが少し下に潜んでいる場合も、撒き餌が拡散される間に沈みますので問題ありません。
※潮の流れが早い場合はカゴが良いです。
サビキでアジを狙う際の注意点!
サビキでアジを狙う際にはいくつか注意点があります。
この注意点も釣果には大きく影響しますので、必ずご確認下さい。
毎年必ず同じシーズンにアジが回遊してくるとは限らない
昨年調子が良かったポイントでアジが爆釣した!
ということで今年も行ってみようと釣りを開始してみたが、昨年とはまったく状況が違うことがあります。
温暖化や天候も影響するため、必ずしも毎日アジが入れ食いになるとは限りません。
シーズンが少しズレルこともあります。
アジだけに限らず、様々な魚種において釣果が変わります。
10年前はメバルがかなり釣れたポイントでも、現在はまったく釣れないポイントもあります。
釣り人が多いと釣果は下がる
釣り人が多いとその分ライバルが増えます。
例)
同じ数のアジが2ヶ所の釣り場にいると仮定します。
1ヶ所には釣り人が20人、もう1ヶ所には釣り人が3人。
明らかに3人のほうが釣れる確率は上がります。
また、快適に釣りを楽しむこともできます。
このように、有名なポイントだから良いとは限りません。
少し歩くだけで快適なポイントはいくらでもあります。
また、先ほどのように車で少し走れば釣るのが疲れるほど最高の釣り場を1人で独占することもできます。
大物がアジに喰らい付く可能性もある
アジを釣ってからそのアジを餌に泳がせ釣りをする釣法があります。
この釣り方はアジを狙いに来た大物を釣り上げるチャンスです!
底を狙うとカサゴやソイ、ヒラメなどの大物がヒットすることがあります。
また、ブリ系の青物がヒットする可能性まであります。
なぜ注意点なのか気になりますよね。
底を狙うとエイがヒットすることがあるためです。
かなり大型のエイが過去に何度かヒットしたことがあるため、釣り上げたとしても毒針には注意しなければいけません。
サビキでアジが入れ食い!全ての釣りの原点でもある!
アジをサビキで狙う釣りは、子供でも簡単にできるため人気の釣り方です。
シンプルな釣りですが、実はマッチザベイトを意識した釣りの原点でもあると感じています。
また、釣果を上げるためにも餌は冷凍アミエビなど自然な餌をチョイスすること。
さらに針のサイズを調整するなどなコツもあります。
最も大切なことは、「事前調査」です。
実績のあるポイントなのか、シーズンなのかについては必ず確認しておきましょう!