旅行や出張など急な予定が入った時、愛犬をどこに預けたら良いのか迷いませんか?
ほとんどの方はペットホテル、ペットショップ、友人、ペットシッターに頼むと思います。
しかし、本当にそこに預けて大丈夫なのか?
今回は
・私が実際に働いたペットショップでの真実
・ペットホテルで実際に起きた事例
・ペットシッターでの犬の表情
などについてまとめました。
参考にご覧下さい!
ペットホテルに預けられた犬には想像以上のストレスが?
ペットホテルに預けられる子は、なぜそこに預けられたのか理解はできていないでしょう。
もしかすると
・捨てられた
・二度と飼い主さんとは会えないのかも
・これからどうなるのだろう
・寂しい、怖い
このように感じているかもしれません。
過去に捨てられたトラウマのある子なら、「また捨てられた」と理解してしまうかもしれません。
その時に虐待でもされていれば、恐怖心からストレスはかなり溜まるでしょう。
実際に愛犬の言葉が分かれば良いのですが…
しかし、ストレスを感じている子は表情も不安そうな顔をしていたりもします。
いつも旅行の時には預かってもらっているペットホテルを利用しようとするとします。
そこは本当に専門的な知識もあり、世話も徹底しているのでしょうか?
そこのペットホテルは信用できる?
ペットホテルにもこだわって徹底されている所もあります!
こちらの「イヌバーシティー」のしほ先生は経験も豊富で、ペットホテルとして預かった子をたっぷり運動もさせてあげられるスペースがあります。
私が愛犬を預けるなら理想的だと感じました。
このように、室温の管理や預けられた犬の接触を予防したりと凄く意識して営業されているペットホテルも少なくありません。
しかし、中には
・暴力を振るっている
・餌と散歩だけさせて放置
・散歩も満足に連れて行かない
なんてことも実際にあります!
また、良く耳にするのは「迎えに行ってから様子がおかしい」ことです。
例えば猫の話になりますが、猫は特に環境の変化に敏感と言われています。
帰宅してから以前のようにご飯を食べない、遊びにものってこないなど、精神的にかなりストレスを感じていた可能性は高いです。
【犬の事例】
ある方が愛犬をペットホテルに預けました。
何日間預けたのかは忘れてしまいましたが、迎えに行くと顔の一部が赤く炎症を起こしていたようです。
ストレスにより1、2日で皮膚炎を起こす可能性は低いと聞いています。
良くあるストレス性の皮膚炎は退屈で前肢を舐め続けて赤く炎症を起こしたりします。
今回の場合、ケージに顔を擦り付けた可能性が高いのではと感じます。
そこをペットホテルの方が責任もって監視しなければいけなかったと思います。
経験があれば落ち着かずに吠え続けたり暴れる子も少なくないことは分かるため、対策はどうすれば良いのかまで知識を付けるべきだと私は思います。
大切な家族を預かる仕事であり、1つの命を預かる仕事でもあります。
「ペットホテルだからただ餌と散歩だけすれば良い」という考えてペットホテルをサービスに取り入れた方は、軽く見すぎているのではないでしょうか?
たしかに困っている方が多いので預けられる場所は大切です。
しかし、必要な散歩量、頻繁に異常はないか観察することは徹底するべきだと感じています。
ただ、評判のペットホテルでは専門的な知識も高く、ケアも徹底されている印象です。
では、私がなぜ一部のペットホテルのサービスのレベルが低いと感じてしまったのか。
実は原因があります。
ペットショップのペットホテルはひどかった!
ペットショップが実際にどのような仕事をするのか、以前働いてみたことがあります。
そこでもペットホテルのサービスをしていましたが、かなり悪い印象しか残りませんでした。
実際にお預かりからお渡しまでの仕事の流れを解説すると、
①お客様からご飯などを受け取り、契約書にサインしてもらう
②サビついた2段重ねのケージに入れる
③散歩はすぐ裏の草だらけのスペースで排泄物だけをさせて終了
④飼い主さんから預かった食事を与える
⑤あとは頻繁に様子を見たりすることは一切なし
ご飯と排泄物だけさせ、飼い主さんが来るまでケージに入れておけばお金がもらえる。
そんな感じですよね。
それで小型犬でもお金が約3,000円もらえるので美味しい話だと思ってしまいます。
閉店後は店に誰もいないため、出勤までは真っ暗闇です。
これではストレスが溜まるのも納得できてしまいます。
匂いもいつもと違う、狭いケージから満足に動くこともトイレもできない。
この時に私がイメージしたのは、「汚いし臭いカプセルホテルに一晩中閉じ込められてる」ような感じでした。
犬達は狭い所が落ち着くという習性があります。
毛布などに潜り込んで眠る子も多いです。
しかし、私が働いてみたペットショップでは毛布もありませんでした。
ペットホテルでストレスを感じやすい犬の特徴!
ペットホテルに預けて犬がストレスを感じやすくなる可能性は高いと言えます。
しかし、社会性や性格によってストレスも大きく違うのではと感じます。
友人の愛犬を預かったこともありますが、「不安そうで悲しい表情をする子」、「遊んで欲しいとはしゃぐ子」など様々でした。
私が感じたことは、「たった1日でも過ごし方で大きく変わる」ということでした。
寂しそうに不安な態度を示す子は、やはり「分離不安」であるケースも多そうです。
私が分離不安の子に試したこと!
あるトイプの子を友人から預かりました。
飼い主さんがいなくなって凄く寂しそうにしていました。
不安でストレスを感じていたと思います。
私は、その子が落ち着くまで少し部屋の散策をさせてあげ、一緒に散歩に出掛けました。
理由は、散歩は他の匂いや刺激で夢中になれることが多いからです。
散歩をしてみると、匂いを嗅いで夢中になっていました。
また、信頼関係を築き上げる良い機会でもあります。
おやつをあげながらおいでを教えてみたり、誉めて撫でたりして私も散歩を楽しみました。
そして帰ってみると、明らかに来た時よりも穏やかな表情に変わり、室内でもおいでを教えたりして遊びました。
結果、疲れてぐっすり眠っていました。
ペットホテルではその子に合わせた対応をすることが、ストレスを抑えた最適なサービスなのではと感じます。
ペットホテルの料金相場!
ペットショップでもペットホテルのサービスをしている所はかなり多いです。
【大手ペットショップ:1泊2日の料金相場】
小型犬:約4,000円
中型犬:約4,500円
大型犬:約7,500円
【ホームセンター:1泊2日の料金相場】
小型犬:約3,500円~約4,000円
中型犬:約4,500円
大型犬:約5,000円~5,500円
それでは、ペットホテル専門店の料金相場です。
【ペットホテル:料金相場】
小型犬:約3,400円
中型犬:3,000円~4,500円
大型犬:約5,300円
超大型犬:約6,000円
私が調べた店舗ではこのような相場となりました。
かなり値段にはバラつきもあり、ペットホテル専門店ではグレートデーンやセントバーナードなど超大型犬で料金も分かれるケースもありました。(専用部屋がある店舗も)
料金だけを見ると、比較的料金設定は似ていると思います。
しかし、サービスや環境に対してはペットホテル専門店のほうが整っている傾向があります。
さきほどの私の体験談も考えると、信頼しやすいペットホテルが近所にあれば、そこにお願いするほうが安心もしやすいですよね。
ペットホテルを選ぶ基準!
私がペットホテルを選ぶとしたら、近くに評判の良いペットホテル専門店をまず探します。(その前に信用できる友人にお願いしてみます)
そして、さらにホームページを確認し、施設の写真や温度管理、サービス内容に目を通します。
さらに問い合わせして確認もします。
・散歩はどのくらい行うのか?
・観察頻度はどのくらい行うのか?(長時間放置しないか)
・もし体調を崩した場合はどうしているか?
・ペットカメラについて
特にペットカメラと連動して自分のスマホからでも確認が取れれば、リアルタイムでも観察することができます。
虐待されていないか監視するにも良いですよね!
分離不安がひどい子の場合や猫はペットホテルよりもペットシッターが良いと思っています。
ペットシッターは信用できる?
ペットシッターは関東が特に利用者も多いです。
麻布ペットさんが初めに頭に思い浮かびます。
ペットシッターにもサービスは様々ですが、ちゃんとしてる店舗では、
・触らないで欲しい所にテープを貼る(剥がしたら分かる仕様)
・ペットカメラで旅行先からでも観察できる
・散歩やご飯、状態などの作業報告も徹底している
このラインは最低限なければ不安で頼めないと思います。
そもそも他人を家に入れたくないですよね。
信用できそうなペットシッターさんが見つかったら固定させたほうが良いと思います。
行動がすべて観察できる、それを録画して見直せるようなサービスであれば理想かもしれません。
最後に!
ペットホテルであなたの愛犬はストレスを想像以上に感じているかもしれません。
特に分離不安がひどい子は1日でも体調を崩す可能性があります。
ペットショップの全てで適当な散歩やケージを扱っている訳ではありませんが、ひどいショップは存在します。
私はペットカメラのサービスも取り入れているペットホテルをオススメします。
また、施設も綺麗で清潔にされており、預ける前に見学もさせてもらえればもっと安心ですね。
また、ペットショップなどでペットホテルのサービスをされている方も、お客様の大切な愛犬を預かるため「散歩は足りているか」、「様子はどうだったのか」など、お客様に聞かれても自信をもって預かることができたと言えるサービスを徹底して欲しいと思います。